逆寅次郎はタナトスを抑えられるか?

駅で吐瀉物を踏みつけそうになって転びそうになった時はサーフィンの腰使いの練習

を、してただけって話な。
決して、よけたわけではない。サーフィンの腰使いを練習をしてただけ、みたいな。
そんな風に日々、スマートに振る舞っている自分だが。
今日は上野駅の不忍口のドトールで、スマートじゃない人に数多く遭遇した。

 

カフェの長机で勉強している人が、教材類を片付けてカバンに入れる前に「ドン、ドン」と端を揃えるやつ

やめてほしい、これは。
シンプルに煩いんだよ。他者への配慮が欠けている。
長机には多くの人が座っていて、振動が伝わってくる。
それでコーヒーとかこぼれて、他の人の本とかパソコンが濡れたらどうすんだ!?
なんて、そこまでの振動じゃなかったんだけどよ。
一気に仕事する気が失せたね。
あなたの1ドン!、いや、1ドンじゃなかったな。ドン、ドン!
2ドンで、俺のパフォーマンスが著しく低下した。
別にしっかり揃えなくても、カバンに入れたら大体、本だから揃うだろうに。
 
 

遠くの座席の人にデカい声で「Mでいい?Lにする?」とサイズ確認

これもうるさかったな。
今、コロナ渦なんだよ?なんであごマスクにしてデカい声を出してサイズ確認するの?
そんなの、事前にやっとけや!
安いドトールでオラついているのも腹立つ。ルノアール行けや。
大体、そういう輩系リーマンはツーブロックなんだよ。
ツーブロックじゃなかったけど。
 
 

カフェで研修しているグループ

これは上野のドトールじゃないけど、思い出した。
2020年の、はんのうカレーフェスタに行った帰り。
スターバックスだ、確か。
西武線沿線のスタバ。
なんか、俺と同じぐらいのアラフォーのオッサンが、20代の若い子におもてなしだの何だの、講釈垂れてるのよ。
しかもなんか、オッサンはスタバの店員で、受講しているのもスタバの店員?っぽい感じだった。
いやいや、あり得ない。
なぜ、手の内を見せるのか?
秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず。世阿弥の風姿花伝を読まんかい。
おもてなしの内幕とか、手の内をさらすようなことを、なんで他の客とかいる、オープンな場所でやるの?
事務所とかでやればええやん!?
事務所が狭いなら、貸会議室とか借りてちょうだいな。
 
そんでその研修が、なんかパワハラではないんだけど、女の店員の子も困ったような表情とかしてたし。
なんか男性店員も、別に大声を出す感じではないんだけど、「どう思う?」「どうすればいいと思う?」みたいな、「考えさせて自立心を養うのがよいのだ」的な教育をしている感じだった。
「うわ~」ってなった。
ぽつぽつとその様子が伝わってくると、自分の嫌なサラリーマン時代の日々の記憶がフラッシュバックして、呼吸が荒くなって気持ちが沈んだ。
 
「前も言ったよね」と嫌味たらしく言われ、「会社じゃなきゃ殴ってるから」ともろパワハラ発言された記憶。
違うだろそれは、本当に。
真逆のことをやってるんだよ。
そういうのを見せられると、カフェで落ち着いたひと時が台無しになるって、なんで研修やってる人たちはわかんないのか!?
 
話が少し逸れるが、上島珈琲店のコンセプトは”脱日常感”だった、確か。
脱、日常感よ。素晴らしい。そうなのよ。
みんな、仕事に疲れた金曜日、土日とか休日ぐらいは、日常を離れてゆっくりしたい。
それがどうや?
説教ではないにせよ、会社みたいな研修を目の前で繰り広げられたら、お客さんはどんな気分になると思う?
没、日常感なんだよ。
没入してどうすんだって話だよ。
 
つまりカフェに行くと、パフォーマンスが下がって、モチベーションが下がって、嫌な記憶を思い出して鬱になるんだなぁ。
なんて、文句ばっかり言ってるからソロなのかもね…。

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管理人:逆寅次郎
東京在住のアラフォーのおっさん。大学卒業後、出版業界とIT業界で、頑張ってサラリーマンを15年続けるも、他律的業務と人間関係のストレスでドロップアウト。日銭を稼ぎながらFIREを夢見る怠惰な人間。家に帰っても家族もおらず独り、定職にも就かずにプラプラしてるので「寅さんみたいだな…」と自覚し、「でもロマンスも起きないし、1年のうち誰とも喋らない日の方が多いなぁ」と、厳密には寅さんとはかけ離れている。だけど、寅さんに親近感があるので”逆寅次郎”として日々を過ごし、孤独な独身者でも人生を充実させる方法を模索しています。