歯医者さんの話によるとガムは歯によくないらしい
甘いものを食べると歯の奥歯が染みた…そんな経験はないか。
実はそれは、自分では気づかない内に、歯に力を加えているからかもしれない。
その点について、歯医者さんに相談してみたら、答えが判った。
何か嫌なことがあったとき、ムッとしたとき、歯をくいしばることがあると思う。
舌を切らないように…「歯を食いしばれ!」と、昔ながらの熱血先生がビンタする前、言ってるようなことがあるけど。
この食いしばった状態、までいかなくても、歯に圧力がかかっている状況だけでも!
実は良い状態ではないということ。
プラスチックの物差しが折れる瞬間に白い筋が入るのと同様に、歯に圧力をかけると、歯に亀裂が入ったり根元が削れたりし、知覚過敏になるみたい。
それが食事の際にいつも、というわけではなく周期的に起こる場合は。
カルシウム等によって歯が修復されるからみたいで。
ただ、その修復が追い付かないくらい、歯を重ね合わせていると、どんどん歯が弱くなっていくとのこと。
対策として、例えば、パソコンのキーボードを打っている時、Enterキーを押す時に思わず力が入り、歯と歯を重ねていないか?等、上下の歯の接触具合を、何かのきっかけでもよいので意識すること。
また、大きく息を吸い深呼吸。
歯に力が入っているときは、首や頬の筋肉に力が入っていることが多いらしい。
首・頬の筋肉を弛緩させるために、深呼吸を取り入れて仕事をするのもいいんだって。
それゆえ歯医者さんからすると、ガムは本当にいけないって言ってた。
上下の歯がぶつかり合って、歯が傷つくからであると同時に!
ガムに含まれる糖分、これが本当によくないとのこと。
もちろん、生きるために糖分は重要な栄養素でもある。
このサイトでは糖質制限を推してはいるけれど。
ただ、糖は虫歯菌(ミュータンス菌)の栄養素である。
お菓子に関わらず、果物に含まれる果糖、ヨーグルトに含まれる乳糖など、ミュータンス菌にとっても糖は生きるために必要な栄養。
ではどうすればよいかというと。
歯医者さんによれば「ながら食いをしない」「口の中を無糖の飲み物ですすぐ」こと、これが大切だという話だった。
ミュータンス菌は、糖分やでんぷんから自分たちに必要なエネルギーを作る際、分解のために酸を出す。
この酸がじわじわと歯に悪影響を及ぼし、虫歯を生み出すというわけ。
もちろん、口の中が酸性になったとしても、唾液の働きで中性に戻してくれるみたいだけど。
それには30~40分の時間を要するとのこと。
それゆえ、だらだらとお菓子や食事を何回も行っていると、口の中が酸性になってしまう時間が長くなり、歯に悪い状態が続いてしまうってわけだ。
甘いものを食べたら「あ、今、口の中が酸性になってるな」と意識し。
無糖の水やお茶で口をしっかりゆすぎ、健康な歯を保つ。
虫歯になって諸々のパフォーマンスを落とさないよう、甘いものには要注意だ。