夢の中で訪問した奇妙な部屋の螺旋階段はどの部屋にも繋がっていなかった
生きているうちに経験できる感情、「喜怒哀楽の比率」みたいなのはどのくらいかってのを、何となく考えてみたことがある。
「“怒”や”哀”の比率がそれぞれ20%を超えると鬱になる」だとか、そういうのわかると面白いんじゃないかって。
といっても人間の感情ってのは、そんな単純じゃないかもな。
喜怒哀楽っていう分類は大雑把で、本当はもっと細分化しないと言い表せない感情もあるんじゃないかってね。
その言い表せない感情の例として、眠っている際中に見た「夢」とかは、何か言葉に出来ないような異様さがある。
恐怖とは違う変な感覚や感情を抱かされたことが、誰しも一度はあるのではないだろうか。
その”異様な感情や感覚”を想起させられた夢を見た。
3間ぐらいの睡眠で、なぜか目が覚めた。
二度寝する前に夢の中身を書き留めておいた。
とにかく、起きたときに”異様な感情”を抱いていた。
それは”恐怖”から来る”異様”ではなく――、たぶん”不思議”に近い。
そして夢で覚えているのは一つ、「記憶が毎日リセットされる人間と出会った」ということ。
その人間は男性だろうか女性だろうか、わからない。覚えていない。
まあ夢の内容を思い出せないってのは、よくある話だな。
その人は決して、映画「私の頭の中の消しゴム [ チョン・ウソン ]」に出てくるアルツハイマー病の患者のように、記憶が日ごとに消えていくんじゃない。
基本的な言語能力や社会適応能力は、リセットされても消えない。
とにかく、俺を忘れてる。
せっかく親睦を深めても、次の日には、俺のことを忘れてやがる。
「一週間フレンズ。 [ 細谷佳正 ]」って漫画が、そういうのテーマにしてるみたいだから、見てみようかな。
「記憶が毎日リセットされる人間」に遭遇したことを紐解く参考になるかもしれない。
その人間とは、会っただけで、何かされたのかどうかも覚えていない。
なのでつまらない話になってしまったので、もう少し面白い夢を見た話をしよう。
夢の中で変な部屋に居たんだ。
上の図みたいな感じの家に訪問した。
玄関のドアを開けるといきなり階段があって、らせん状に進んでいく。
天井まで階段が続き、階段が天井の頭とぶつかっている。
階段の意味、ないよな(笑)
そして部屋(じゃないかもしれないけど)が、たぶん”3つ”あった。
天井に至るまでの壁に、ドアが3つある。
ものすごく、入りにくい。
壁にドアがあるくせに、階段はそのドアまで導いてくれていない。
階段は一体、何のためにある?
ふつう階段の果てに、部屋があるんじゃないの!?
という変な夢だった気がするんだが、しかしこんな家がほんとにあると面白いよな。
真ん中の螺旋階段は全く意味がなく、部屋に入るためには”はしご”を使わなければいけない。
だから螺旋階段を使っても無意味、とりあえずはしごでドアまで登って、部屋に入らないといけない。
じゃあこの部屋に梯子があるかっていうと、見当たらないんだよ。
ただ右の二つの部屋なら、何とか螺旋階段から身を乗り出し、入ることは可能。
二つのどっちかの部屋に梯子が置いてあるかもしれない。
で、梯子を使って、左に一つだけあるドアを開け部屋に入ると、天井よりも上にいける道があったりして…。
かと思いきや、実は左のドアには「鍵がかかってたり」するんだよな。
楽しい所でしょ?
できれば部屋に入る夢の続きを観たかったが、叶わなかったな。
また何かの偶然で、中を見させてほしいもんだけどね。