逆寅次郎はタナトスを抑えられるか?

田辺市立美術館の稗田一穗展へ【2022年11月19日(土) ~2023年1月15日(日)】

田辺市立美術館で開催中の稗田一穗展を鑑賞しに行った。

 

田辺市立美術館とは?

 

 田辺市立美術館は、田辺湾を一望する高台にある新庄総合公園の一角に1996年(平成8)年開館しました。美術作品の収集と保存、展覧会の開催を通じて、田辺市はもとより、紀南地方の文化活動の拠点となるよう努めています。

 コレクションの軸になっているのは日本の文人画と近代絵画で、館蔵品展や小企画展で紹介しています。また、収蔵している作品(作家)や、当地にゆかりのある作品(作家)に関連する特別展も毎年開催しています。

 

と、パンフレットに記載があった。

 

稗田一穗とは?

以下のパンフレットに記載がある。

 

 

昨年3月に満100歳で亡くなった、和歌山県田辺市出身の日本画家、稗田一穂(1920-2021)の回顧展を和歌山県立近代美術館と田辺市立美術館の共同で開催いたします。
10代半ばで日本絵画を志した稗田は、東京美術学校にまなび、戦後、本格的に画家としての活動をはじめました。鳥を主要なモチーフとした、生命を寿ぐ(ことほぐ)ような素朴で力強い表現や、世界的な絵画動向を意識しつつ画材の特質も発揮した画面構成は、日本画の地平を拓くものとなります。
また60歳を迎える頃よりは、故郷、和歌山の熊野の地をモチーフにした、悠久の時間を思わせる荘厳な風景と、長らく生活を営んだ東京の成城の町をモチーフにした、詩情あふれる日常の風景が主要なテーマに加わり、個々の作品はもちろん、あちらとこちらを行きかうなかで、見る者を深い思索と想像に誘う独自の世界観を築きます。
田辺市立美術館の会場では、各時代の主要な作品を通して稗田の画業全体をふり返ります。また熊野古道なかへち美術館(田辺市立美術館分館)の会場では、熊野の地をテーマにした作品を特集して紹介します。80年以上を日本画の研究に費やし、戦前から戦後の絵画に大きな足跡を残した画家の画業を改めてご覧いただくことで、故人を偲ぶ機会といたいます。

 

個人的には、全然知らなかったけど、ネットで見かけた絵に惹かれて、田辺市立美術館を訪れた。

 

で開催中の を鑑賞しに行った。 写実的であり幻想的、相反する二つの要素が奇妙に、かつリアリティを保ちながら同居している素晴らしい絵画を堪能することができた。 図録まで買っちゃったよ。

 

 

 

 

 

 

館内に入る前、しっかりコロナ感染対策がされてたね。

 

 

 

館内にはサロン(図書コーナー)もある。

 

 

手荷物等はコインロッカーに預けることができるので、手ぶらでゆったり作品を鑑賞できた。

 

稗田一穗の絵は、写実的であり幻想的だった。

相反する二つの要素が奇妙に、かつリアリティを保ちながら同居している素晴らしい絵画を堪能することができた。

図録まで買っちゃったよ。

 

 

 

 

 

 

田辺市立美術館と、熊野古道なかへち美術館の場所情報は、以下のチラシが参考になる。

 

 

 

アクセス方法は以下。

 

紀伊田辺駅前のバス停を解説!田辺市立美術館に行く場合は3番バス停から「新庄病院前」「南和歌山医療センター前」で降りてアクセス可

 

ちなみにJR紀伊田辺駅からの明光バスだけでなく、JR白浜駅や南紀白浜空港から出ている明光バスでも、田辺市立美術館にアクセスできる。

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管理人:逆寅次郎
東京在住のアラフォーのおっさん。大学卒業後、出版業界とIT業界で、頑張ってサラリーマンを15年続けるも、他律的業務と人間関係のストレスでドロップアウト。日銭を稼ぎながらFIREを夢見る怠惰な人間。家に帰っても家族もおらず独り、定職にも就かずにプラプラしてるので「寅さんみたいだな…」と自覚し、「でもロマンスも起きないし、1年のうち誰とも喋らない日の方が多いなぁ」と、厳密には寅さんとはかけ離れている。だけど、寅さんに親近感があるので”逆寅次郎”として日々を過ごし、孤独な独身者でも人生を充実させる方法を模索しています。